「置く」と「掛ける」を考えてみる
日本語の使い方の話ではないです、これは雑貨を手作りしている方の作品を見ていてよく思うことです。
たとえば、写真立てという商品がありますが、「立て」だから大抵、台の上に置いてディスプレイされてます。
まあ普通ですね。
普通が悪いと言っているのではなく、もし店として機能させたいなら「立て=置く」から離れることも大切、
だって写真は壁にかけることもあるわけですからそのイメージでディスプレイすることもありです。
同じものでも演出のやりようで相手に与える印象は大きく変わります。
以前 古いLPレコードに熱を加えて曲げ加工することで湾曲面を創りだして奇妙なオブジェを作っている方を見ました。
レコードの中央部のレーベルやタイトルの紙の部分はそのままに周りの黒い部分にシワがよったりひん曲がったり、湾曲していてとても個性的なオブジェになっていて思わず見入ってしまいました。
そしてうまいなと思ったのは、それらを掛け時計にして壁に並べてディスプレイされていたことです。
目の高さより少し上になっているので結構遠くからも認識できる。
そして様々に並べられていることで、どれが良いかなとつい品定めしてしまうのです。
洋画などを見ていると壁に写真や絵画が所狭しと掛けられているのを見かけますが、これはあまり日本で見かけないです。
一度こういうのを自分の部屋でやってみませんかとアピールするのも面白いと思います。