砥石という道具
以前 タモリ倶楽部 という テレビ番組で東京の砥石販売のお店を紹介していました。
砥石というのは包丁を研ぐ道具ということですが、見ていて今の若い人たちは見たこともないんだろうなと思ったものです。
私も含めて最近の包丁は洋包丁が主流ですから砥石というものは使わない、
よくあるのが回転式の溝が入ったローラーの上に包丁を滑らせて研ぐもの。あるいはダイヤモンドの粉を付着させた金属の棒で包丁の刃を研磨するというタイプのもので、よく西洋料理の料理人が包丁とその棒を両手に持ってシャカシャカという音をさせているあれです。
番組で紹介されていたのは和包丁の昔ながらの砥石で、粗削りから最後の仕上げまで数種の砥石を使い分けて刃を研いでいく過程を紹介していました。
値段も数千円から数万円まであります。ともちろんプロの料理人向けのものなのでしょうが最近では研屋に頼んでしまう人も多いとか。
昔から理容師、美容師さんのハサミは研屋に出すと聞きますが、料理人たちもそんなふうになってきているのでしょうか。
別のテレビ番組で築地の魚卸の方が魚の捌き方の教室を始めて今とても人気が出ているというのを紹介していました。
このように趣味が高じてプロの道具を手に入れたいと思う人もこれから増えてくる、特に男性は使うことは殆ど無いけどほしいと思っている道具があったりするので、砥石なども良い包丁を手に入れた人にとってはマストアイテムになってくるような気がします。