3Dプリンターは造形にメーカー独特の方法を使っている

3Dプリンタのおける造形物内部の樹脂充填について考えてみたいと思います。

私が使用している xyzprinting のでは造形の内部にABS等の樹脂を印刷する際に、ハニカム構造にするか、縦横のネット状にするかを選択することが出来ます。

2年前に購入した当初はハニカム形状以外の印刷方法しかなかったのですが、今年から印刷用のソフトウエアの仕様が大きく変更されてネット形状で印刷する方法とハニカム形状とを選べるようになりました。

ところがこのネット形状を使うと横からの力に弱いということです。

例えば立方体を印刷すると上からの力には強度があるのですが横から押され、かつ捻る力が加わると簡単に立方体が上下2つに滑るように分離してしまうのです。

困るのはこの強度がどの程度あるのかが作ってみないとわからないのです。

ハニカム構造は基本的に6角形の組み合わせで出来ています。ということは中心から60度ずつの角度に放射状に柱がある構造ですからねじりのちからにも強度を発揮してくれます。

購入当初に試しプリントをした時に内部がハニカム構造で作られるのを見た時は驚きでした。
これはフィラメント消費の節約にもなり且つ構造物の強度も確保しているということでとても感心しました。

そういうことで今回の改変は少なからず期待はずれでした、単純にネット状に樹脂を載せるだけということでほとんど工夫がないからです。

現在ではこのモードを使うことはありません、と言うかこのモードはなんのために使うのかもよくわからない。

xyzPrintingは 今年になって新商品のリリースが続いており、業績が好調なことが伺えますが、今後は修理も含めてユーザーの期待を裏切らない顧客サポートに注力をしてほしいと思います。

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