100円ショップの革命

「100円均一価格で生活雑貨が買える店」

この店の登場が起こした影響は当初の想像を超えているなというのが私の実感です。

当時会社経営をしていて最初のおどろきは文具の価格破壊がおこったことです。
企業では文具は必需品であり、ばかにならない経費として計上されるのですが、それら文具の経費が100円ショップの登場で一気に下がりました、今までの値段は何だったのと思ったものです。

以後文具屋の仕事は、流通業というよりジャストインタイムで企業に文具を届ける運送業のジャンルになってしまったの如くです。

さらに各地で賑わっていたフリーマーケットが衰退してハンドメイドのマーケットがそれに変わって登場しました、そして今も広がっていることです。

フリーマーケットは不要品を処分するという場、エコを実践できる場として広がりましたが、100円ショップの登場で生活雑貨の価格が100円以下になってしまい、処分として出すものがなくなるという状況を作り出しました。

つまり単純に不要品を売るだけでは出店費用が出せない状況になってしまったのです。

依って主催者もアンティーク系や趣味系のフリーマーケットでないと集客が出来ない状況となり、一般人の興味も失せてしまったようです。

そこでそれらアンティークや趣味系を売るフリマで新たに場所を占めてきたのがハンドメイドホビー系、つまり手づくり雑貨のお店です。

元々は京都などで単独でマーケットが成立していましたが、フリマの衰退とともに全国的に様々なイベントにハンドメイドマーケットが登場するようになりました。

「もったいない」というエコ思想は縮みのイメージのですが、ハンドメイドホビーになるとこれは立派な成長マーケットです。

それは確実に経済に貢献しているというのが私の実感です。

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